フランス(ちょっとだけロンドン)(2002年10月)



2002/夏 ...ピンポイントでやりたいことは決まってる
 シゴトも落ち着いてきて久しぶりに海外旅行をしよう!という気分でいっぱいになった。前からと思ってた「ユーロスター(ドーバー海峡をトンネルで結ぶ特急ね)」に乗ることをまず考えました。で、次に気になっていたのは「マルセイユのブイヤベース」。どっかのパンフレットにマルセイユの魚介類はおいしい!みたいなことが載っていて、ぜひぜひ食べたいと思ったのです。ところで、このパリとマルセイユってフランスの北のほうと南の端なのね。まぁこの間はTGVが走ってる(これも乗れるならラッキーと思ってた)ので問題はないのですが、どうやってマルセイユに行くかが問題でした。なかなか休みの日程が決められなくて、決まってから速攻旅行会社に行ってみたら既にAIR FRANCEは満席だって。webとかでイロイロ調べて英国航空であればあることを知る。そんなものを調べているうちにアムステルダム〜パリ〜ロンドンもいいかな?って思い始めてしまいました。オランダも魚、おいしいんだよね(笑)。で、迷いはじめたのですが自分なりに抽選を行って(EXCELの乱数で適当にくじを作ってみたのです(笑))、結局、「成田〜ロンドン〜マルセイユ〜パリ〜ロンドン〜成田」というルートで決定。ちなみにロンドンは成田から着く空港とマルセイユに行く空港は違うのです。英国航空は2度目なのであんまり心配はないけど。

10/9 ...電車の中で忘れ物に気づく...

 朝起きた時点で、思っていたより寒い。結構、薄い格好で行こうと思ってたのだけど、朝になってから荷物を詰めなおしてセーターと長袖Tシャツを投入。そんなことをやってたら時間がなくなって出発。で、東京に行く途中の京浜東北線の中で腕時計を忘れたことに気づく(苦笑)。まあラジオに時計が付いてるからそれでごまかすか...と思いつつ。
 英国航空は1996年のイギリス旅行でも使ってたのだけど、機内の設備は大幅に変わってました。TVがいわゆるエコノミー(英国航空ではWorld Travellerとよぶ)の席でも1席につき1つづつ。さすがにVideoOnDemandではなかったのですが、すきなチャンネルを見れるというのは画期的でした。でも映画を7本くらいやってたのだけどオモシロそうなのはなくて結局「 ClockStopper」というヤツしか見ませんでした。ラジオの方ではZeppの4枚目、プリテンダーズとかのをやってました。しっかし、隣に女の子が座ってたのですがなんかシゴトしてるんですね。なにやってんだろと思ってちょっと覗き見したら、なんだ同業じゃん...どころか、なんか知ってる言葉があるぞ?と思ってたら知ってる人がやってる仕事でした。コワくて話しかけられませんでした(苦笑)。
約11時間の飛行の後、ヒースロー空港からガトウィック空港まで移動。日本で言えば成田から羽田へ、って感じなのかな? ガトウィック空港では2時間くらい時間があったので免税店を徘徊する。VirginMegaStoreではEVAのDVD(何話だかがわからなかったけど)が20位くらいにありました。HMVではBGMでかかってたCDがすごくノリのいい感じの曲で思わず店員に誰?って聴いてしまいました。で「SPUNGE」というBANDであることを教えてもらいました。帰りに買うつもりでここでは買わなかったのですが^^;。で、ガトウィックからマルセイユに行く飛行機に日本人なんて当然乗ってません。小さな飛行機だったのだけど(今度はTVもラジオもついてないです。)、それでも1列に1人とか2人とか。3時間くらいでマルセイユに着いたのだけど、雨.....。で、空港から駅に向かうバスに乗ったら10人くらいしか乗ってなくてそのうち9人が中東系の顔立ちの方々。かなりコワイ...と思いつつ静かに駅に着くのを待ちました(笑)。で、初日のホテルは日本で予約してあって駅のすぐそば。既に23:00を回っていたのでシャワーだけ浴びて寝る。

10/10 ...マルセイユ

 雨はかなり本降りで.....既にやる気をなくしてます(苦笑)。ニュースでは近くの街が冠水してます。朝食は、やっぱり甘いパンばっかりだ。イタリアといいなぜラテン系の人たちは朝から甘いもんばっかりたべるんだろうか? チェックアウトして、そのまま近所のホテルを探す。結構いっぱいで4件目くらいでどうにか空きを見つける。ホテルのマスターは英語がしゃべれなかったので、フランス語に挑戦。通じたのかよくわかんないけど(苦笑)、とりあえず部屋をゲット。
 雨はやんでたので今のうちに出かけよう、と思いまずはイチバン町外れにある「ファロ宮」へ。高台にあって港が一望できる場所なので景色がいいはず....なんだけど天気が悪いのであんまりよくなかった(涙)。あげくに雨は降ってくるし。で、町の中心部に戻ってきて(途中の港では釣ったばかりの魚を朝市みたいに売ってました)歴史博物館へ。というものの、期待したほどの展示物はなく船とか土器とかの発掘物が並んでいる感じでした。ここでお昼。マルセイユ,というかこの旅のメイン(笑)のブイヤベースのある店を探す。港沿いの店には結構あって、どこにしようかと迷ったけどイチバン高い店へ。で、Starterから頼もうとしたら、ブイヤベースにはスープがついてるからいらないって(今から考えるとStarterでもスープを頼もうとしてたんだよね。他のサラダとかを頼んでたらそのままオーダーが通ったんだろうけど..そんな必要はなかった)。最初にスープとパンとマスタードみたいなもの(マヨネーズと辛子とかを混ぜたもの)が出てきて、パンにそのマスタードみたいなのをつけてスープにつけて食べるんだって。固いフランスパンがいい感じに柔らかくなっておいしいです。で、出てきたメイン。これが皿いっぱいに魚がのってる(丸ごとの魚が1匹に半身の白身、ムール貝、カニ数匹、など)。これで1人前!?と思うほどの量。これを店員が皿に取り分けてくれる。骨とかをとってくれてるんだけど、一皿でさっきの半分くらいしかのってない。これでもういいよ、って位の量がある。これを地道に食べたんですけど...カニは食べる気がしませんでした。それくらいおなかいっぱいになる量でした。で、フォークとナイフを置いて一息ついてたら「FINISH?」って聞かれたので「YES」って言うと、残りを盛ってきた....イジメだぁ。カニを食べなかったのはキライと受け取ったらしく残りのカニはもって来ませんでした。それでも白身魚半身+αって感じで、半分食べてGIVE UPでした。でも、デザートにシャーベットの盛り合わせは食べてたりして(ホントはもっとボリュームのあるおいしそうなのがあったんだけど、とてもじゃないけど食べる自信がなかった....)。これにワイン250mlをつけて、70ユーロくらい。今晩の宿代の2倍です(笑)。1食にココまでオカネをかけたことは日本でもないです。
 腹ごなしに歩き出したらとんでもないどしゃ降り。しばらく屋根のあるところで雨宿り。で、地中海考古学博物館に行った...つもりだったんだけど後で地図を見たら違う博物館だったらしい^^;;。ここも土器の発掘後みたいで、うぅむ.イマヒトツおもしろくない。ちなみにさっきの博物館もデパートの地下でここもフツーのアパートの1F。発掘場所を有効に利用してるということなんだろうか?(日本だと建設現場で遺跡が出ると建設計画を中止したりするけど、こっちは最低限の変更で続行するのかな?と思わせる)。
 ホテルのそばに床屋があって...日本に来る前に髪を切ろうと思ったんだけど、切れなかったので覚悟を決めてここで決めることにしたのだ。と、言いつつ店の前でちょっと考えてたら店員が出てきて「CUT?」って聞いてきたので中へ。で、いすに座ってからどういう髪型にするか....って短くしたかったんだけど、「サンプルあるか?(日本の床屋って髪型のサンプルとかってあるでしょ?)」って聞いたら、店員はしばらく考えてからバリカンの刃をならべた^^;。これか、はさみか、だって。サンプルってそうじゃないんだけど....と思いつつこれ以上交渉してもむりかぁと思って、イチバン刃の長いバリカンを指定(はさみで切ってもらうには説明が必要でしょ? 英語が通じない相手だったのでアキラメました)。そこまで決まればあとは刈ってもらうだけ。ガァ〜っとやってもらいました。まぁ思い通りな感じでよかったかな。次は、港から逆方向のロンシャン宮に向かったけど途中で雨が強くなったのと場所がよくわかんなくなったので、見つけたInterNetCafeでBBSのかきこみなぞをやる。ここで日本語のキーボードとフランスのキーボードの配置の違いに気づく。結構、打ちにくい〜。たかだか数行の英文を書くのに(日本語→英語の翻訳を頭でやって、それをフランス語のキーボードで打ち込むため)、20分くらいかかってしまった。で、会社の女の子から聞いてた「マルセイユ石鹸」とやらを売ってる店を見つけたのだけど日本で売ってる値段の数分の1でした。ここではやくもお土産に購入。かさばる〜(苦笑)。マルセイユの凱旋門を回ってホテルへ。夕食は、テイクアウトでケバブのサンドイッチ、プレーンピザ、ビール。

 ところで、フランスでやってるTVって面白い番組ないな〜。前にイタリアに行ったときはたくさん日本の漫画をやっていた気がしたのですが、今回は「セイント星矢」「カードキャプターさくら」「遊戯王」の3つだけでした。まあ朝と夜だけだからなんともいえないけど。

 

10/11 ...マルセイユ → パリ

 朝、8:00くらいにおなかがへって目が覚める。9:00前に町に出たけどどこもしまってる。開いてたのはマックくらいで入ったものの、メニューが分からん。てきとーにモーニングメニューを指差したら小さいクロワッサン2つとチョコパン。ゼンゼンお腹にたまらん。パリへは10:30出発のTGVだったので、昼食用のサンドイッチを買って10:00頃駅へ。でも、まだ出発ホームが決まってない。そんなもんなのかな? ちなみに1等車に乗ってみましたが、電動リクライニング、に1列に3席(2席と1席。一人で予約だと1席側に回してくれるっぽい)がないのでとてもゆったりしてました(こっちの1等車はどれも1列3席みたい)。出発してすぐに1駅止まったけど、あとはパリまでノンストップ、3時間くらいでした。パリでの駅は gare de lyonという駅。ここからホテルの多いカルチェラタン地区へ。「カルチェラタン」という言葉は聞いたことがあったけど大学があるところなんだそうです。セーヌ川沿いをテクテクと30分ほど歩く。途中に料理の鉄人に出てきてた「トゥールダルジャン」があったりとか、パリだぁ!って気分。で、ホテルの数はあるんだけど値段がピンキリで安いところはなかなか見つからない。4泊したかったのだけど2泊だけで1泊55ユーロのところに入る。なんだか、ホテル本体は88ユーロとかなんだけど、特別に(強引に?)作った部屋みたいで傾きかけた階段を上ったところにある部屋だった。このあとはカルチェラタン近辺を散歩。というか、ホテルを探すのに一通り歩いてるんで大体地理関係は頭に入ってるんだけど。夕食はテイクアウトのケバブ+ライス。ライスにケチャップみたいな甘いのがかかっててマズかった......。ホテルのそばに酒屋があることにここで気づいた。先に気づいてたらワインをボトルで買ってチビチビ飲んだのに(笑)

10/12 ...パリ

 朝から天気が悪い。本当はエッフェル塔とかをぐるっと回る予定だったのだけど、雨が降ってきたのと目の前にルーブル美術館があったので(笑)、ルーブル美術館へ行き先を急遽変更。美術館自体は古い建物を使用しているのだけど、中央の広場に近代的なガラス作りのピラミッドが。ここが正面入り口なのでした(混んでるって聞いてたけど10:00前だったのでガラガラだった)。で、入り口でX線チェックを受けたあと地下に広いスペースが。そこから各建物に行くような構造。表向きは古い建物なのだけど中は近代的な作りでまるで秘密基地みたいです(笑)。で、めちゃくちゃ広い。最初に見たのが考古学関係のところでそこはゆっくり見たのですが、集中力が続いたのは昼まで。小腹がすいたので美術館内のカフェでグレープフルーツジュースとヨーグルトを食べる(メニューにフロマージュってあってチーズかな?と思ったらヨーグルトがでてきたのね)。絵とか彫刻類もたくさんあったのですけど、イマイチよさがわからないのですね〜^^;;。そんな自分でもナポレオンの戴冠式の絵は迫力を感じました。他にもモナリザとか有名な絵がたくさんありました。とりあえず、見れるところは全て踏破。コレ全部をじっくり見てたら確かに1日じゃ見切れないですね。結局10:00くらいから15:00くらいまで見てました。
 昼食、というにはおそくなったので軽く済まそうとマックへ。食べたのはフランスオリジナルと思われる「Le Neuvou」ってやつ。パンが楕円形になってました。ハンバーグは焼きすぎで固かったです。あと、ポテトは日本にもあるようなポテトととくし切り状のポテトから選べたのでくし切り状のにしてみました。なんでかタルタルソースが付いてきたのですけど、よくわからないのでポテトにつけて食べちゃった。どう使うのが正しかったんだろ? 午後からは天気がよくなっていたので、パレ・ロワイヤル(元はオルレアン公の住まいだそうです)を経由してお土産を探しにデパートとかがあるエリアへ。その途中にはこれでもかと言わんばかりに有名ブランドのショップが並んでた。さすがファッションの街、って感じが初めて(笑)しました。で、お土産はイロイロ見たんだけど結局は無難にチョコレートとかを選ぶ。自分用にはオリーブオイルを1本。あとは日本で調べてあったOUTLETのショップとかも行ったのだけどレディースばかりで見るものはありませんでした....。気がつくとホテルからはとんでもなく遠くまで来てたのですがテクテクと歩いて帰りました。夕食はカルチェラタンのレストランでサーモンのサラダ、豚肉のステーキwithクリームソース、アップルタルト(UP&DOWNって書いてあってなんだろ?と思ったら1/4サイズのタルトに小さめのりんごが1個半分にきってのってたのです。めちゃくちゃボリュームがあった)、ロゼワイン。これで20ユーロはいいところではないでしょうか。

ところで、街ナカに「サッポロラーメン」という名のラーメン屋があったのですね。興味があったのでのぞいてみたのですが、店にいたのは日本人ばっかり、それも待ってるヒトもいるし。デイパックとか背負ってるヒトが多かったから旅行できてるヒトばかりだと思うんだけど、ここまできてラーメンか?という気とどんな味か興味がある、といった感じでした。
あとは、TVでEURO2004の予選(と思われる)でフランスvsスロベキアの試合をやってました。ジダンとかアンリがでてました。無事に?フランスが買ったようでした。

10/13 ...パリ

 起きたら、TVでF1日本グランプリをやってた。映像はCXで撮ったものを使ってるのか佐藤琢磨が結構映ってた。てか、トップはシューマッハの独走だったから面白くなかったもんね。ノーカットで最後までやってました。佐藤のゴール(5位入賞、おめでとう!!)まで見届けてホテル探しに出発。あと2泊を1箇所にしたかったのだけどなかなか見つからない。結局、街ナカでイチバン安かったところで1泊だけ確保。今日は昨日できなかったパリの市内観光。
 最初はエッフェル塔に向かう途中にあった軍事博物館。中世のよろいから第2次世界大戦までの兵器、歴史が展示されてました。ヨーロッパの昔のよろいをあんなにたくさん見たのは初めてでした。結構イロイロな形があるのね。第2次世界大戦のところは....日本人にはチトつらい内容でした(てか、ドイツ人は多分入れないかな....)。しょうがないか。ここからエッフェル塔に向かう途中のレストランで昼食。シーフード系のレストランでカニサラダ(サラダといってもかなりボリュームがあります。カニは本物だよ(笑))をメインに食べる。本当はサラダ+ランチコースにしようと思ったのだけど、ランチコースのメインをサラダだと勘違いされて...面倒だからそのままにしましたがボリューム的には十分でした。
 エッフェル塔。高いです。東京タワーみたいに塗りなおしていないのかとても年季の感じる色合い。6ユーロで途中まで階段、残りはエレベーターというコースがあったのでそれで上る。階段は階段でツラかったんだけどコワイ....。下が丸見えなんですよね。網で囲まれてるから落ちるわけなんかないんだけど、マジでコワかったです。で、真ん中へんに来たのですが十分に高いです。ここからの上のエレベーターがメチャクチャ混んでたのでここで断念。でも、降りるほうがさらに怖かったんだよね...。
 次に凱旋門に行く...つもりがエッフェル塔の目の前の道をマラソンで使ってて道を封鎖してたからまっすぐ行けばすぐのところを、遠回りをすることに。途中にあった海洋博物館に寄る。フランスが作った昔から現在までの船の模型がたくさん飾ってました。特別展示で「海賊展」みたいのをやってたのですが、本物みたいな海賊の旗が飾ってありました。髑髏マークはホントに海賊の旗として使われてたんだ。で、凱旋門。ここも階段で上にいけまして、再び上りました。今度は建物の中だったので怖くないです(^^)。また、さっきと風景が違います。道が凱旋門を中心に放射線状に伸びているので、こっちのほうが街の中心!!って感じがしますね。東京の風景と違うのは街の中心部に高い建物がないので結構遠くまで見えます。モンパルナスのほうには近代的な高層ビル(形がまた独創的なんですね)もありました。
 ココからシャンゼリゼ通りをまっすぐに歩く。途中まではお店が両側にあってヒトも多くいわゆる新宿とかその辺の大通りと同じ感じです。道は圧倒的にこっちのほうが広いです。で、途中からは両側は街路樹となり、コンコルド広場まで約2Kmくらい。ここから公園となりを経由するとルーブル美術館までさらに1Kmの散歩。散歩にはいいコースですね。まだ時間があったので、バスティーユ広場(フランス革命の最初の暴動が起きたところですね)まで歩く....って思ったより距離があってバテました。あげく、その広場はホントに広場なだけで何にもないのね(泣)。もう暗くなってたからナンカあるかを探す気にもならなかったし。いったんホテルに戻って夕食へ。現金が手元になかったのでトラベラーズチェックが使える店を探す。カルチェラタンのレストランは客引きを結構やってるんだけど、声をかけられたインド料理屋がトラベラーズチェックを使えるようだったのでそこに入る。米はインディカ米を久しぶりに食べた気がする。フルコースにワインをつけて25ユーロ。今回はフランスとイギリスでカレーの食べ比べをしてやろう、って気になりました(この時期、カレーに凝ってまして、旅行に出る直前も朝はカレーパン、昼はレトルトカレー、夜は中村屋のカレーとかを無意識にやってたりして。夕食食べ終わってから気づいたのね)。ちなみにフランスのカレーは適度な辛さでよかったです。ナンはチーズありかを選べたのでチーズがのってるナンを食べました。結構おいしいです。デザートは、オススメのものを...って言ってでてきたものは蜂蜜につけた小さいボール状のパンケーキといったところでしょうか。可もなく不可もなく、といった感じでした。


10/14 ...ベルサイユ

 朝から再びホテル探し。昨日見つけたカルチェラタンから離れたところまで行ってみたんだけど、あいてるホテルはなし。サイアクはベルサイユでホテルをさがすかぁとも思いつつ、カルチェラタンの端にまだ行ってない小さなホテルがあることを発見。外装もかなりボロかったんだけど、60ユーロの部屋を見つけた。ちょっと予算オーバーだけど背に腹はかえられません、ここで決める。
 ベルサイユに行く前にここまでのお土産といらなくなったものを纏めて日本へ宅配便で送る。7Kgくらいで\13000くらいかかりました。結構高いモンです。ベルサイユへは国鉄の近郊路線(日本で言うと京浜東北線とか中央線とかそういう感じではないだろうか?RERという専用路線)で30分くらい。街はとても静かなトコロです。ちょうど昼だったので、腹ごしらえをしてから...と思いステーキ屋でステーキを食べてからベルサイユ宮殿へ。外見の建物で圧倒されます。豪華、って感じ。建物を抜けると庭園が広がっているのですが......この世のものとは思えない広さです。広いだけじゃなく、整然としていて、なんか気持ち悪いくらい。奥のほうに池というか湖が広がっているのですが、直線で1Kmはあるのではないでしょうか? で、レンタサイクルがあったのでこれを借りてぐるっと一周。途中にあったグラントリアノンとかの建物を見たけど、こっちは意外と質素。ただ、中にあった調度品はメチャクチャ豪華でしたが。湖なんだけど外周は4Km以上はあって、かえってきたときにはバテバテでした。本当は博物館があるようなんですが、月曜日は閉館のようで....残念でした(雨が降ってなければ、月曜日にルーブルに行こうと思ってたのです。月曜はどこも閉まっているのはわかってたので)。で、パリに戻ってノートルダム大聖堂の中を見る。まぁ他の聖堂とそう変わりはないのですが、ジャンヌダルクが聖人としてまつられているのはフランスらしいかなと。あとは、自分用にラグビーのフランスナショナルチームのジャージを買って、ルーブル美術館とつながっている地下ショッピング街で見つけたSEPHORAでバスグッズ関係を購入。
 夕食。最後なのでちょっと豪華に...とセットメニューはやめて単品でオニオンスープ、サーモンのクリームソースがけ、アイスを頼む。オニオンスープはおいしかったんですけどね、サーモンはイマイチでしたね。クリームソースがなんか味が薄いというか、しないというか。ちょっと不完全燃焼。これだったらギリシャ料理かエジプト料理にチャレンジしてもよかったかな?

10/15 ...パリ→ロンドン

 今回の旅行の2つ目の目玉、ユーロスターでの移動です。朝はちょっとゆっくりして9:00くらいにチェックアウト。まだ食べていない「クロックムシュー(トーストにチーズとハムをはさんだもの。どこのカフェにもおいてある)」を食べる。5ユーロは高いなぁと思ってたけど、それなりのボリュームがあったので満足。で、地下鉄で、gare de nord駅へ。この駅はアムステルダムへ行く「タリス」という国際列車の起点でもあり、ユーロスター、タリス、TGVが並んでるホームはなかなか圧巻でした。ユーロスターのホームに行くには専用のチェックインカウンターを通らなければいけなくて、荷物のX線チェックありの、飛行機のチェックインとまったく一緒です(アムステルダム行きはノーチェックみたいなんだけど....この違いはなに?)。で、チェックインを済ませるとラウンジがあって売店があったり。ホントに空港をそのまんまコンパクトにした感じです。で、出発の20分くらい前から乗車開始。これも1等車にしたのですけど、同じように1列に3席。電動リクライニングではなかったですけど。
 出発して30分位してからドリンクのサービス。アルコール類もOKで、シャンペンのグラスサービスがあったのでシャンペンを頼む。で、コースの料理が付いていて、飛行機の食事より豪華でした(もしかして、ファーストクラスとかだとこんな感じなのかな?)。最初にサラダ(アーティチョークときのこのサラダ)、メインに魚or肉料理(魚料理にしました)、あとデザート。当然ドリンクも付いてましてワインを頼みました。ちゃんとメニューも配られて、ワインは、白と赤、それぞれ2種類ずつあって、簡単な味の説明も。まあよくわかんないから(笑)、白の最初のヤツを頼みました。高いワインなのかもしれないけど....わからんです。フランス側は結構高速で走ってたのですが、トンネル(時間計るのを忘れたけど...20分暗いかな?)を抜けたらなんかノロノロ運転。多分、フランス側はTGV専用の線路で、イギリスは一般線と共用しているからだと思いますが。向こうは全部線路の幅が一緒だからこういうことができるんだね。が、イギリスに入ったとたん雨。いい加減カンベベンしてくれ〜、って気分。大体4時間くらいかな(時差があるので時計上は3時間)。
 ロンドンでは入国審査(1回の旅行で同じ国の入国審査を2回受けてスタンプ2つもらうのもへんな感じ)を通って、街へ。ビックベンとかを見るとイギリスに着たんだ〜、って気分になりました。その反対側は新しい名所の観覧車が。結構大きいです。ホテルはビクトリア駅付近のB&B(Bed&Breakfastの略。イギリスのどこにでもある安宿です)街に行く。たくさんあって、どこも空いてるんだけど(部屋があるとVACANCYって札が出てるからわかりやすいんだけど、値段は聞かないとわからない(フランスは値段は外に出てるんだけど空いてるかは聞かないとわからない。どっちもどっちだ)。で、片っ端から聞くけど似たような作りなのにゼンゼン値段が違うのね。イチバン安いところは30ポンドだったんだけど、部屋は狭いしシャワートイレ別。ちょっとなぁ..と思って、他をあたる。結局決めたのはここ。ツインなので広くてバスシャワー付きで50ポンドを35ポンドまで値切る。オヤジと雑談しながら部屋をチェックしてて、まぁいいかぁと決めてから、朝食を聞くのを忘れたことに気づく。聞いたらトーストだけだって。せっかくイギリスに来たのにEnglishBreakfast食べられないとは....(涙)。英語で雑談するのって、異常に神経使うんだよね(たいしたこと話してないんだよ。日本のどこに住んでるんだ、とかイギリスは何度目だとか)。それで聞くのを忘れてしまった(苦笑)
 雨が降り続いてたのでそのまんま、ホテルでTVみたりして時間をつぶす。そのまんまでも仕方ないので、ビクトリア駅のほうに向かって外へ。ネットカフェを見つけてたのでそこで1時間ほど時間をつぶす。で、かえろうかな〜と思って、ふとホテルの名前も場所も覚えていないことに気づく(汗)。大体の場所はわかるんだけど、ホテルが長屋のようにつながってるのでどれだかわかんないんだよね。覚えてたのは部屋から見えた向かいのホテルの外装を工事してたことと、ホテルの入り口に電話があったこと(日本人がかけてたから覚えてた)。なんとなく歩いた気がする道を歩いて(ホテル探すときにかなりグルグル歩いたから結構混乱してたりして)、ここかな〜?と思ったところに入ったら当たってた。よかった〜(^^)。で、荷物だけ置いて夕食を買いに。近所にあった中華のテイクアウトへ。メニューがよくわかんなかったので、「おすすめは?」って聞いたら、GoldenRiceを指差された。メニューを見る限りいろんな具が入っているご飯、みたい。とりあえずソレとローストチキンを頼む。あとはビールを買って部屋に戻る。空けたらはしもフォークも付いてなかったんだよね...。部屋にティーセットがあったのでそのスプーンで食べた。ちなみにGoldenRiceって中華丼みたいなヤツでした。

10/16 ...ロンドン

 曇ってはいたけど雨にはならず。トーストだけの朝ごはんを済まして、TVも面白くなかったので(前に来たときはもっとイロイロやってた気がするんだよな....)、外へ出る。昨日買ったネットカフェのチケットが24時間有効なヤツだったので、ネットカフェで1時間ほど時間をつぶす。海外で日本の情報を見てたのはYahoo!とzakzakです。これで一通りのニュースはチェックできる、ってかんじです。で、今日の目的の大英博物館に行く途中、バッキンガム宮殿のあたりでカメラを忘れたことに気づく。お急ぎでホテルに戻って再出発。バッキンガム宮殿の中を見れるようになってたっぽいけど、OPENが午後だったので見送った。
 大英博物館は、前に来たときに見れなかった日本ブースを見ることが目的。ところが....日本ブースって第2次世界大戦前後以降の版画がほとんど。ゼンゼン歴史的なものがないんですけど? これを見るためにここまで来たのか?と思うとちょっと脱力感。気を取り直してアジア、中近東関係のところだけぐるっとまわる。大英博物館もリニューアルをしていて、外観はそのままで中は全面改装って感じ。入り口のところは大きなホールのなってた。解説を読んだら、昔は一緒にあった図書館(前に来たときに見ました。まぁワタクシにとってはビートルズの直筆のスコアがメアテでしたが)が別のところに移ってスペースができたから改装したみたい。
 昼食。PUBのランチにしたかったのだけどPUBがない!!。確かに街の中心からは離れてるからなぁと思い、イチバン近い大き目の駅へ向かう。その途中にあったスポーツPUBでハンバーガーとビール。ハンバーガーといってもファーストフードのとは違って、野菜もいっぱい、具もいっぱいのボリュームたっぷりなヤツでした。そのあと、ユダヤ博物館を見るつもりだったのだけど、ガイドにあった場所にない.....さすがに96年の地球の歩き方じゃダメだったか(苦笑)。道とかはゼンゼン変わってないんだけどね。ということで、ココからはOxford Streetを中心に(自分用の)ショッピング。カジュアル系な洋服屋とかCDショップではSEASON SALEとかで半額以下で売っているものがありました。そのナカから150ポンドのが50ポンドになっていたハーフコートを購入。あと、通勤に使うカバンを探してたんだけどカバン屋ってなかなかないんだよね。レディースもんならそれなりに売ってたんだけど。一本奥に入ったところにあったセレクトショップっぽいところにかざってあったヤツが気に入ったのでソレを買うことに。でもsomesoniteのなんだよね。実は日本で買えるのか?と思ってたら、店員さんが「日本人か? 日本にもウチのショップがあるからヨロシク」....って、ココでかさばるモノを買うイミがないじゃないか〜(涙)。ちなみにショップ名はCONRANというショップです。日本には、福岡と新宿、丸ビルにあるみたいです。で、最後、まさにメインの?CDショップへ(笑)。イロイロ見たんだけどセール中のCDにはめぼしいのはなく、買ったのは、SQUARE PUSHERSPUNGEのを2枚、GEORGE MICHAELのシングル。で、SQUARE PUSHERのアルバムにはFREE CDを持っていっていい、って書いてあったので、1枚もらう。こういうのがあると新しいアーティストを見つけやすくていいかも。あとRegent Street沿いに日本人のいたヨサげな紅茶屋があったのだけど荷物がいっぱいだったので断念。ここから地道に歩いてかえりました。思ってたよりも近かったけど。
 荷物を置いて最後の夕食へ。フランスのカレーと食べ比べしてみようと思い、インド料理屋へ(というか、他はピザ屋とかステーキ屋くらいしかなかったんだよね)。普通のカレーじゃなくてbaltiってヤツを選ぶ。店員が言うにはTraditionalなカレーだって。フランスのよりはカラかったかな?。でもショウガが入っていたのが合わないです。一緒にほうれん草と思われるもののインド風おひたし、にんにくが強いスープ(多分dallという)とライスとナン両方がついてきました。結局、今日ってナニしてたんだ?(笑)

 ロンドンは6年で様変わりしてました。そこら中にスタバがあります。1Kmに1店はあったんではないだろうか?他にもコーヒーショップが3種類ほど。日本でも見たことのないショップもありました。
 この日、EURO2004の予選をイロイロなところでやってました。TVではイングランドvsマケドニア。2-2の引き分け。最初にイングランドが調子をつかむ前に点を取られて前半で追いついた。でも、後半で攻めきれず。どっかのチームと一緒かい?(笑) ウェールズはイタリアに勝ってしまった。次の日にはスポーツニュースのトップになってました。アイルランドは引き分け、北アイルランドは勝った(確か)です。スポーツニュースでは、イングランドとウェールズ戦は映像付きでやってましたね。でも、今年ワールドカップやったばっかりでしょ? もう次の大きな国際大会の予選やってるんだからね。これだけ緊張感のある国際試合を常にやっていたら強くなるわな。こんなんじゃ、日本とか韓国はどんなにがんばっても追いつかないですね。
 海外のネットカフェは場所によってヘッドフォン持参になってます。旅に出るときにはヘッドフォンを持っていったほうが楽しめるかも。

10/17 ...ロンドン→日本

 途中でお土産を送ってるからいつもよりは荷物は少ない。9:00くらいにチェックアウトしてNET CAFEで最後の書き込み&チェック。ここからPADINTON駅まで約3Km歩く。途中にHYDE PARKがあったのだけど、天気がメチャクチャよくて、気持よかったです。最後の日にこんなに天気がいいなんてね〜。で、PADINTON駅、ここも6年前とは別物になってました。なんでココを選んだかというと、空港まで直通の電車が走ってるのね。これで行ったほうが早いから。昼食は近所のPUBでFISH&CHIPS。ビールはギネスを飲んでたらエールビールもあることを発見。思わずお代わりをしてしまいました^^;。残金でお土産になりそうな雑誌とかお菓子を買って、ここで荷物をチェックイン。ここで手ぶらになれるので楽です。
 ここからヒースロー空港までは20分程度。地下鉄だと時間くらいかかってたのでホントに楽です。ホントは空港で1時間半くらい余裕があるはずだったんだけど、出国審査のゲートがメチャ混み。BALIでの爆破事件のせいだと思うんだけど、金属探知機のゲートを1つにして徹底的にチェックをしてた。ここを通るまで30分以上かかって、思ったほど時間がなかった。免税店でお土産用にタバコと紅茶だけ買ったらもう時間がなかった(てか、もう全額使い切ったから買い物するならカードでしかなかったんだけどねぇ^^;)。CDも見れなかったし。飛行機に乗ったのはゲートを閉じる10分前をきってた。どうしてこうギリギリになるんだろうか.....。
 席は、チェックインのときに窓側を...と言っておいたので窓側でなおかつ前に席がないという絶好のポジション。足が伸ばせるから楽なのです。ところで、行きと同じ飛行機なのに席の配列が違うことにきづいた。ホントは毎回足を伸ばせる席がいいんだけど、そこまで指定しにくいんだよね。で、隣を見たらイングランドのサッカーナショナルチームのオフィシャル機が止まってた。ということは早く来れば選手とかが見れたのか!?(あ、でも到着と出発ってフロアが違うか)。とりあえず写真だけ撮ってみる(でもフィルムが最後の1枚だったからちゃんと撮れてるか心配)。ということで、あとは日本へ向かうだけなのでした。ちなみに、機内ではスパイダーマンとMIB2を見ました。あと、チーフパーサーの名前、「ジョージマイケル」って言ってたなぁ(笑)。行きに比べて映画は充実してましたね。成田に着いたら、成田も雨ですか!? いい加減にしてくれ〜って気分です。


 前の旅行から4年ぶりとだいぶ間が空いたので出発まで不安でいっぱいでしたが2日目くらいからは問題なしって感じでした。今回はウラのテーマとして日頃の運動不足解消、っていうのがあって徹底的に歩きました。毎日2時間以上は歩いたから平均10Kmは歩いてたと思います。しかぁし。帰って体重はかったら増えてた(涙)。やっぱり食べすぎか(笑)。まぁ、毎日昼夜とアルコール飲んでましたからね〜。フランスではイタリアのときのようにおいしいワインにめぐり合うことはありませんでした。個人的にはイタリアワインのほうがスキなのか。
 パリとかはもっと怖いのかなと思ってたけど特に怖い目にもあいませんでした。ただ、カメラは一眼レフを持っていったのでちょっとガードを堅く幼稚園バックな肩掛けにしてましたが(苦笑)。パリは英語OKでしたが、マルセイユはゼンゼンダメでした。やっぱり地方は英語ダメなんだね。あ、フランスはホームレス自ら近寄ってきて手を差し出すヤツが多かったですが、イギリスではそういうヒトはいませんね。まぁ、どちらにしてもアゲないですけど。
 ちょうど旅行している最中にバリで爆破事件がありました。本文中でも書いたけど、空港のチェックはそのせいかキビシクなってましたね。アメリカでも連続射殺事件が起きててイギリスでもトップニュースになってました。結構びみょーな時に行ったのかな?
 今回の旅行では全部で40万円くらい使いました(他にカードも使ってるからなぁ....)。円が安くなってるのがツライ.......。まぁ無駄遣いもしてる気もしますがね(苦笑)。ビンボー一色な旅もイヤなのでこの程度かなと。ちなみに1ユーロ=123円、1ポンド=199円くらいです。前の旅行のときは1ポンド140円くらいだった気もするんだけどなぁ(涙)


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