ミーハーで、ちょっとマジメな日記帳。

趣味が多いというか、トシを考えろよというか(苦笑)、オンガク、かぁいいオンナノコ、格闘技、linuxとまぁハヤリモノにすぐヒッカかりやすいワタクシの個人的な日記帳です。とりあえず、毎日何か書くのが目標。ネットが無い環境にいるときは後でまとめてUPしてます。


2011-12-04 [長年日記]

_ おしごと。

今週末期限の仕事のフォロー。まぁったく上手く進んでくれない。今晩、家に帰れるのか??

_ アイドルグループのコンサルティング難易度は?

http://cute-strategy.blogspot.com/2011/11/blog-post_30.htmlに対するお返事です。うちの日記をいつも見てる人にとっては、あんまり目新しい話ではありません。

ざっくり括りをみて軽く読んで「??」と思って一言つぶやいたのがきっかけだけど、よく読むとちょっと具体性ないなぁって感じ。その点はご本人も書いてるからそうなのでしょう。本来なら同じ論法で返したかったけど、ちょっと中途半端になってしまった。コンサル的分析手法は昔研修を受けたけど体に馴染まなかったことを思い出しました(苦笑)。ごめんなさい。あと、言うまでも無いけど今はももクロ至上主義状態なので、主観が入っていることは承知のうえでお願いします。



まずavexな女子流、Fairies、SUPER☆GIRLSをヒト括りにしていることに疑問。プロダクションというならば、女子流、スパガがavex、Fariesはビジョンファクトリー。レコード会社で括りたいなら、ももクロとAKBは同じなわけで。

CDの販売戦略はレーベルがメインかもしれないけど、あくまでもマネジメントはプロダクション、だと思う。


まずはavex系3ユニットの戦略の違い。

東京女子流

ラインとしてはドリ、スイの流れ。アイドルじゃないのだよ(笑)。過去の経験より短期に結果を残すことを目的としていない(と考えたい)。まじめにアジア展開を考えているのは事実だと思う。宣伝費用もUstを活用したりで最小限に抑えている認識。もっとメディアに出たほうがいいと思うくらい。個人的にはBRIGHTと女子流は長く続けて欲しいユニット。

ちょっと気になるのは、前作から露骨なCD拡販商法に走ってるところ。やっぱり結果を求められてるのだろうか?


SUPER☆GIRLS

avex初のアイドル、って冠で始まった。AKBのフォロワー。短期決戦型。宣伝費は3ユニットの中で一番かけていると思われる。CDの売り上げは他より上だから多少効果はある。2年先どうなってるのかは疑問。多分、AKBが沈むのと同時にフェードアウトしちゃうだろうな。


Fairies

本格ダンス&ボーカルユニット。事務所的にはSPEEDよ再び、って感じなのだろう。メディア露出多いが結果が伴っていない。間違いなくお金はたくさん使ってる(ビジョンの持ち出しだと思うけど)。費用対効果は一番怪しい。


ちなみに、avexの決算見ても宣伝費が突出してる(確か。決算報告書が手元にないので勘弁)。今の全体売り上げ見ても費用対効果はイマイチ。あと、avexマネジメント以外の売り上げ割合が大きくなるのも業績に影響があるようなことを言ってた年がある(EXILEとか東方神起が売れてた時期)。どちらかというと、宣伝費を削減(見直し)する必要有な企業だったりする。だいぶ減らしてるとは思うけど。



AKB

今は「みんなが儲かる」仕掛けになっているから成り立っている。レコード会社も分散、事務所も分散、特定のメディアと組んでいないことにより、利益配分ができてる。なにかがきっかけで崩れればおしまい。色々持ちつ持たれつだとおもうので、コストバランスを崩すと危ういと思われる。

地方展開、乃木坂も、基本的には利益配分の枠を拡大しているだけだと思ってる。博多とかジャカルタが誰得なんだかよくわからないけど。枠を拡大すればするほど破綻するリスクも高くなると思うのだけど、その辺をどうかんがえているんだか不明。

人件費で言ってる「人が多い」はメンバー数なのか、スタッフ数なのか。メンバーは多くても利益を配分するだけだから費用はかからないと思う。(去年の売り上げと納税番付のギャップから推測。モーニング娘。は枚数はAKBより低かったけど、数名は番付に名前があったと記憶してる。)。スタッフが多すぎる可能性はある。ここぞとばかりに人が群がるわけで。

今のメディア露出、寡占状態は異常だと思ってる(芸能コーナーでAKB以外のアイドルが殆ど取り上げられない、ということに異常さを感じるのはおいらだけ?)。そこに見えないカネやらチカラが働いているのかもしれないけど。


ももいろクローバーZ

「ビジネススキーム」が何を指すのか理解できてないけど、AKBとは全く別の認識。ももクロは「育成プロジェクト」からのスタート。いずれ女優にするための経験の場として作った。それがなんだか急拡大してしまったのが現状。AKBは最初から利益を上げるためのプロジェクト。スタッフ(本人たちではない)の意識としてAKBはゴールで、ももクロはスタート、という意識があるのではないかな?。この違いは大きいと思う。ももクロに「遊び」の要素が多いのも、その辺のプレッシャーの違いは多々あると思う。この遊び感がなくなると、ももクロの特色がなくなる危険性大。B級感覚をもったまま、 てっぺん目指して欲しいと心底思ってます。

CDの売り上げ向上に知恵を一番使ってるユニットかもしれない。予約ツアー商法を始めたのは(多分)ももクロ。CD付ライブチケットも今のところももクロのみ。デイリーをクローズアップしたのもももクロな気がする。ウィークリーがダメなことがわかったら月曜で1位を取る作戦にでるとか、やっぱりなんか考えてる気がする。

4月以降の急激な人気上昇の裏にはバラエティ露出があったと思う。ももクロのすごいことは、各番組で結果を残してると言うこと。しゃべくり、ゴットタンはその一番の好例。これ、演出よりも本人たちの能力って大きいと思う。7番勝負って、これの展開に向けての準備とも思われ、実はすごぉく計算された現在、なのかもしれない。

楽曲もムチャクチャな楽曲が多い感じがしつつも、特色ある作家陣(それどころか労働讃歌にいたってはイギリスのアーティスト)の起用とか、独特の音楽性を構築してる。これも色々計算を感じることあり。怪盗少女-走れ!、ミライボウル-Chaimaxx、労働讃歌-サンタさん、のカップリングは絶妙としか言いようがない。

人件費はかけてないと思う。大手だからダブり感、というがこの前までマネージャ2名体制だったわけで(今は4人?)。グッズ関連は別組織があるっぽい(ももりこぶたチーム)けど、それでも最小限のスタッフで最大の結果を生んでると思う。売り上げ的にもヲタの満足感的にも。宣伝もYoutubeとUstをうまく使ってる人たちだと思う。

最近はBEAMSとかgalaxxxyとかと組んだグッズ展開。ヲタヲタしいグッズを買うのに気が引ける人でも手を出しやすいものを作ってる。Kマネ「おしゃれがわからないから」とか言っちゃってるけど、ブレーンがいること間違いなし。これはももりこぶたさん系の仕業なのかな?

次の展開が難しい、ってのは同感だけど、それはAKBの後追いだからではなく、過去にこんな展開をしたアイドルがいない、ある意味先駆者だからだと思う。1ヵ月後にSSAでの単独ライブを控えたアイドルがその1ヶ月前にデパートの屋上でコドモと「だるまさんがころんだ」やってる、なんてのは、理屈じゃ説明できませんよ(笑)



さくら学院

位置づけはももクロに近いと思う(年齢的にはえび中+みにちあなのだが)。なので、無理に売り上げ向上を目指すことはないユニット....と言いたいけど、結構えげつないイベント始めるのかな? 音楽性は結構高いから、宣伝する方向によってはマニア受けする可能性あり。MARQUEEにバトン部が載ってたのには驚いた(そもそもももクロが特集されてたのでその時点で驚きなんだが)けど、オトを聴いたときには、ちょっと納得。今度のシングルはRAMRIDERも絡んでるようなので、おいらは買いますよ(^^)。とはいえ、ファン層をどこをターゲットにしているのか今ひとつ見えない。やっぱり従来のアイドルヲタなのかなぁ。だとすると、これ以上の広がりは難しいかな?

元々成長期限定といってるわけで、来年の4月に武藤彩未、三吉彩花が卒業した先がどうなるのやら。オコチャマ人気でもつかもしれないけど。



その他、と括られてるなかで有力なのはアイドリング!!!、ぱすぽ☆、YGA、とか?。実はどのユニットも次への展開が難しい局面を迎えているかもしれない。


アイドリング!!!

実はビジネスモデル的にはAKBに一番近いと思う。複数のプロダクションからの人出しでできてるユニット。スタートからCSとはいえ冠番組を持ってたわけで、劇場のAKB、メディアのアイドリング!!!という違い、だったのかな。AKBに比べると明らかに頭打ち。CX-ポニキャニラインで固めたのが裏目に出たのかな(おニャン子の失敗に近いものがある)。


ぱすぽ☆

ここ1年でAKB以外のアイドルでオリコン1位取ったのは、ぱすぽ☆くらいだが、ヲタ以外の知名度は圧倒的に低い。実は一番宣伝効果がでるユニットなのかもしれない。一方で、去年末時点ではももクロとほぼ同じ線上にいたと思うけど、メディア展開(本人たちの立ち回りも含めて)の結果の違いか。一回くらいは単独ライブ見たほうがいいのかなぁ?と思う。

生バンドライブが固まったら1回誘ってくださいね>某氏。


YGA

気づいたら正統派アイドルに変わってたけど、NMBが出てきたことで吉本のコスト配分が変わっただろう。残念ながら他のユニットに比べて「これ!」という売りも無いのも事実。


地方アイドル

知名度が低い分、ポテンシャルは圧倒的に高い。ネットの活用で昔より地方であることのデメリットはなくなってる。なにかがきっかけで加速度がつく可能性大。それこそ、女子流、ももクロといったところと同等の配信をすることは、それほどお金を掛けずにどのユニットでも出来ること。あとは(本人、スタッフの)志の問題なのかなと思う。物販での小銭稼ぎで満足するならばそれまで、ということ。

そういう意味では地方発、東京進出を狙ってるドロシーリトルハッピーはその好例。



ハロプロ

なんだかんだ10年以上もっている集団であることは事実。規模縮小、とはいえ、他のグループよりは大きいスケールで動いているわけで。問題はマンネリ感と成功体験の名残、ではないかな。マンネリ感はスマイレージで解消できる、と思ってたけど大きく躓き。成功体験の名残はスタッフ体制の大幅リストラをやるとか(既にやってるのかもしれないけど)じゃないかな。




ここまで書いたことは普段から思ってることを整理した感じ。今までの日記にも断片的に似たようなこと書いてるかも。で、改めて纏めて思ったこと、アイドルを売るときのリスクって、実はアイドル本人自身なのではないかな?と。まずは「旬の短さ」。基本的に長い時間をかけて売り出すわけにもいかない。次に高校生以下だと「学業との両立」ってのがある。高校受験、高校卒業のタイミングで終わってしまったユニットもどれだけ見てきたことか。あとは親のリスクも(本人がやりたくったって、親がNGだしたらそれまでだし)。なんといっても「やる気」「志」ってのもあるし。いくら色々な分析をしても、この辺がついてこないと始まらないのかなぁ、なんて思ったりしました、とさ。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
_ C.S (2011-12-06 04:06)

忙しい中、反論ありがとうございます。<br><br>見させて頂きました。<br><br>僕があの文章を書いた時、<br><br>①目標設定(利益UP)<br>②アイドルの現状把握<br>③カテゴライズ<br>④売上UP,費用Downの難易度設定<br><br>ていう順でやったのですが、<br>yasu0907さんのこの文章を見る限り、<br>②と③の内容に限定されているので、<br>その点が甘いっていう認識でいいですか?<br><br>②に関して言えば、文章を見させて頂いて、<br>僕の4ヶ月というドルヲタ知識なので、<br>既知の部分(特にAKBの部分)もあれば、<br>他グループのかなり新しい情報もあったので、<br>面白かったです。勉強になりました。<br><br>そして③に関して言えば、<br>確かにプロダクションとレコード会社の切り口は、<br>avexからSKEを切り離したいという所と、他のグループを一緒にしたいという観点、<br>後は個別のアイドルグループで難易度設定したら、<br>切分けが破綻するといった観点だったのでああいった表になってます。<br><br>そして切り分けを減らすために、<br>なるべくグルーピング化して書くことで難易度設定を簡単にするという意図がありました。<br><br>もし、ここに書いて頂いた全てのアイドルグループの内容を売上の観点と費用の観点で全て難易度設定して下さいと言われたら、yasu0907さんも難しいんじゃないでしょうか。<br><br>あと、twitter上の他の方からも指摘があったんですが、<br>僕にアイドルの短期決戦型や長期戦型といった観点が無かったので、<br>今後はちょっとその観点も付け加えたいと思います。<br>ありがとうございます。<br><br>ちょっと反論及び説明させて頂くと、<br><br>AKB48のビジネススキーム(ビジネスのやり方)についてですが、<br><br>アイドルグループのビジネスは<br>おニャン子→モーニング娘→AKB48の流れがあって、<br><br>AKB48(特に立上げ期)の新しさは<br>・接触系中心でCDを販売、<br>・ライブの定期的開催(ほぼ毎日)<br>・Youtube等のネットメディアの活用<br>などに集大成すると思っています。<br><br>ももクロとAKBが人数構成が違う、コンセプトが違う、設立の経緯が違う<br>など色々な相違点がありますが、<br>(僕自身ももクロの方が彼女たちの一生懸命さが伝わって応援したい気持ちになります。)<br><br>ビジネススキーム(やり方)という点では、<br>AKB48以後のアイドルグループってこの流れの中にあると思って、<br>"後追い"という表現を使いました。<br><br>そしてももクロは人数が少ない分、<br>握手会にしても、ライブの開催にしても、<br>ファンの数が増えれば増えるほど限界を迎えてしまうので、<br>マスメディアに移行するんじゃないかなと予想しています。<br><br>この点については、yasu0907さんの説明を聞いても、<br>僕の理解不足もあり違いが分からなかったので、<br>明確に違う点があれば説明をお願いします。<br><br>あと、ビジネスの観点から明確に間違っていることが2点程あったので<br><br>1点目はAKBの人件費に関しては利益の分配という表現でしたが、<br>アイドルの人件費は財務諸表上で原価換算ですし、<br>スタッフの人件費はやはり販管費で費用換算です。<br><br>2点目はavexの広告宣伝費が突出という話でしたが、<br>これはエンターテイメント業界などの売上比率が10%~15%平均なので、<br>業界平均で考えると突出という程ではないです。<br><br>重箱の隅をつつくような感じですみません。<br><br>以上長文失礼しました。


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