ミーハーで、ちょっとマジメな日記帳。
趣味が多いというか、トシを考えろよというか(苦笑)、オンガク、かぁいいオンナノコ、格闘技、linuxとまぁハヤリモノにすぐヒッカかりやすいワタクシの個人的な日記帳です。とりあえず、毎日何か書くのが目標。ネットが無い環境にいるときは後でまとめてUPしてます。
2023-10-03 [長年日記]
_ 出社。
本部の定例で、まあまあ驚くようなお話。そういうことやるんだ?っていう気分。自分も対象だったら、その話にのったかもしれないけど。
午後は上司と上期の成果面談。上司はおいらの評価を上げたい感じで。おいらは自己評価低いからいい評価つけられなくて。どうしたもんかね、と思いながらの面談。
16時過ぎにおしまい。
_ リハビリ。
いつもの感じで。
_ 帰宅後。
夕飯食べて一仕事。目標の8割ってとこかな。
_ チェ・ゲバラ。
父親の本棚にあった、父にしては異色の本。自分も名前しか知らなかったけど、衝撃的な人生だった。
— やす (@yasu0907) October 3, 2023
キューバ革命成功後に閣僚になって、国交改善に励んで。国が落ち着いたらゲリラに戻るってね。
そもそもアルゼンチン人。 pic.twitter.com/XjeoxJOzds
1週間ちょいで読んだかな。思ったよりすいすい読めた
アルゼンチンの比較的富裕層生まれから医師を目指してて。自国の政権への不満もあったなかで、キューバの革命に参加する。カストロと意気投合したのは大きかったのかな。この2人の方向性があってたし、最後まで権力闘争が起きなかったのがキューバ革命が成功した要因の1つだと思う。あとは、ゲリラが農民から食料を徴発したときにその代金を払う、と。そりゃ農民はゲリラの味方になるわな。カストロのカリスマ性と合わせて、キューバでは成功する条件はそろってた、ってことなのかな。
政権成立後、農地解放をやってアメリカ企業の農地も奪ったり、マフィアのカジノを接収したりと、アメリカを敵に回す。いや、自国の権益を犯してたのはアメリカだろ?ってスタンスだったろうけど、アメリカは許さないわけで。あの手この手を使ってくる。ある意味、太平洋戦争前の日米に似てるのかな。いや、それ以上に露骨かもしれない。苦しんではいるけど、それでもキューバは生き抜いている。カストロを軸とした国民の意思統一ができてるからだろう。で、そのカストロも自分の偶像崇拝は許さないわけで。この辺が、他の国の独裁者と呼ばれる人たちと違う。本当の意味での共産主義者だったのかもしれないし、ゲバラも同じ志向だった、というのもすごい。そりゃ、トップ数名がこれだったら権力闘争なんて起きるわけがないし、多少の陰謀には負けない、ということ。
で、ゲバラはキューバが安定した後に、コンゴ、ボリビアのゲリラに参加、と。一国の大臣をやってた人がゲリラに戻るってなにさ?って。ただ、キューバでの成功体験は通用しなかった。やっぱり、他の国のトップは権力欲ありきなわけで。そこがカストロとの大きな違い。ゲバラは、その違いを分かっていたのだろうか。わかっていても、死ぬ覚悟の行動が大切、という考えだったのだろうか。その辺がわからないけど、まっすぐな人だったことは間違いない。でも、たいていのゲリラ活動家からしたら、権力欲のない人を崇拝してる、なんてやると、自分が権力を持った時の邪魔になる気もする。その辺がゲリラの神様になりきれない微妙なところ。
もう一つ不思議なのは、日本はアメリカに忖度して貿易制限をかけてたらしい。なのに、カストロもゲバラも日本が好きだったみたい。なんで、アメリカの第一の子分のような国を反米主義者が好きだったんだろう?これもよくわからん。
近代史の人だから、話の内容も生々しいし、色んなことを考えさせられた一冊でした。